こんにちは!派遣薬剤師2年目のコグレハルコと申します。
私は大学卒業後、都内の調剤薬局に就職し3年半働きました。
現在は派遣薬剤師として、日本各地を転々としています。
(というのはちょっと盛っていて、実際は関東近郊が多いです。)

派遣生活をしていて実感するのは、薬剤師は日本各地どこにでも就職先があり、自分の好きな地域で働けるというメリットです。
実際私自身も「将来、住みやすい地域に移住がしたい!」という気持ちがあり、今は派遣生活をしながらその地を探しています。

今回は、「薬剤師が都会で生活するメリットとデメリットは何か」というテーマで記事を書いてみました。
都会と地方どちらで働こうか迷っている方や、都会で働くことに興味がある方は、参考にしていただければ嬉しいです!
あらすじ
1.東京都内(地方都市)で薬剤師として働くメリット
ココがメリット
- 住居の近くに就職先が見つけやすい
- 20-30代の同年代のスタッフが多くいる
- 様々な医療機関からの処方箋を受け付けることができ、勉強になる
- 勉強会に参加しやすい
①都会で薬剤師として働くメリット:住居の近くに就職先が見つけやすい
医療機関の数は東京都が最多で、病院は約640施設、薬局は6300店舗以上あります。
その次に大阪府の病院約530施設・薬局約3700店舗が続きます。
このように都心の人口が多い場所には医療機関も多く、私たち医療従事者にとっては家の近くなど希望のエリアで勤務することが可能です。

②都会で薬剤師として働くメリット:20-30代の同年代のスタッフが多くいる
大学で上京し、卒業後も都心で就職する方は多くいます。
チェーン展開している薬局では特に新卒者の採用も多く、同年代の方と一緒に働ける機会がたくさんあります。
年齢が近いと打ち解けやすいので、気の合う仲間に出会え、より楽しく仕事ができるのではないでしょうか。

③都会で薬剤師として働くメリット:様々な医療機関からの処方箋を受け付けることができ勉強になる
都心に勤めていると、店舗の近くに複数の医療機関があることも珍しくありません。
少し歩いてでも空いている薬局を利用したいという患者さんは多く、門前の病院やクリニック以外の処方箋を受け付ける機会も多いです。
また徒歩で移動することが多い都心部では、店舗の近くに住んでいる方がかかりつけ薬局として利用してくれることもあり、多種多様な薬に触れることができます。

④都会で薬剤師として働くメリット:研修や勉強会に参加しやすい
都心の薬学部のある大学では、薬剤師の研修や勉強会を主催しているところもあります。
地方では市で行っている勉強会も、東京都では区ごとに開催しており、比較的近場で勉強会に参加することができます。
勉強会が近場で多く開催されていると、興味がある分野を優先して受講しても認定薬剤師の単位を集めることができるので、とても有益だと思います。

2.東京都内(地方都市)で薬剤師として働くデメリット
ココがデメリット
- 忙しい店舗が多い
- 店舗異動が多い可能性がある
- 営業時間が長い薬局が多い
- 給料があまり良くない
- 薬局内が狭い
①都会で薬剤師として働くデメリット:忙しい店舗が多い
都心では人口が多く、それに伴い数多くの患者さんがいます。
しかし患者数に比例してスタッフの数が増えるかというと・・・悲しいことにそうはなりません。
やはり都心では調剤薬局が連立しているため、競争率も激しく経営に対するコスト意識が高いです。
そのため必要最低限の人数で運営している薬局が多く、その結果一人当たりの仕事量は多くなってしまいます。

②都会で薬剤師として働くデメリット:店舗異動が多い可能性がある
都会では交通機関が発達しているため、他の店舗へ行くのにもアクセスが良いです。
そのため1時間以内で通勤できてしまう店舗も多く、会社によっては都合良く異動させられてしまう可能性があります。

③都会で薬剤師として働くデメリット:営業時間が長い薬局が多い
都心の薬局では、21時以降に営業している店舗も珍しくなくなりました。
そういった遅くまで営業している店舗は、男性や独身の方が配属させられる可能性が高いので注意が必要です。
また9-18時など一般的な開局時間だとしても、仕事帰りの会社員の駆け込み受診が多い都心部は、比較的仕事の終わる時間が延びるように思います。

④都会で薬剤師として働くデメリット:給料があまり良くない
都心では薬剤師の供給が多くなってしまい、お給料はあまり良くないです。
東京都内では、30歳前後で勤務薬剤師480-500万円の求人が一般的なボーダーだと思います。

⑤都会で薬剤師として働くデメリット:薬局内が狭い
薬局を開局する場合は、病院からの距離など立地を重要視してテナントを借ります。
都心では広さがあると格段に家賃も高くなってしまうため、狭い薬局も多いです。
実際に都内では“調剤室ですれ違うのに気を使う”という状況もまれではありません。

3.東京都内(地方都市)に住むメリット
ココがメリット
- アクセスが良くどこにでも行きやすい
- 出会いが多い
- 気軽に飲みに行ける
- 車がいらない
- スーパーやドラッグストアなどが近所にあり生活しやすい
- 病院などの医療機関が多く受診先の選択ができる
- 学校や塾が近くにあり教育しやすい環境がある
都会に住むメリットは?
都会に住むメリット・・・!
たくさんありますね。
なんといっても散歩しているだけで楽しいです!
美味しいものがすぐに食べに行けて、欲しいものもすぐ手に入る。
電車など交通機関を使って出勤している方が多いので「仕事の後に飲みに行こう!」という誘いも気軽にでき最高です!

ああいう空間がすごい好きなんです!
食べるお店や、買うもの、家庭を持てば子供の学校や塾、そして生活には欠かすことのできない病院も、全てにおいて多くの選択肢があるのが都会の最大のメリットだと思います。

4.東京都内(地方都市)に住むデメリット
ココがデメリット
- 生活費が高い
- 満員電車での通勤がツライ
都会に住むデメリットは?
薬剤師の給料も決して安いとは言えませんが、都心ではそれ以上に稼いでいる方々が多いのでもらっている給料以上の生活水準になってしまう可能性があり注意が必要です。
食品や日用品は、買う場所を選べば地方より安いところもたくさんあります。
しかし東京都内では特に、とっっっても家賃が高いです・・・。
ただ実際に都内に住んだ感想としては、家賃は抑えない方が良いと強く思います。
なぜなら都内では、本当に満員電車での通勤が地獄です。
もしもこれから「ちょっと上京してみたいなー」と考えている方がいるのなら、これだけは伝えたい。
家賃が多少上がっても、できるだけ職場の近くに住んだ方が良い・・・!
生半可な気持ちでは、満員電車での通勤は続けられない!!・・・と思います!マジで!
都心部から少し離れた区や他県などの家賃の安い場所に住むと、同じように家賃を抑えようと考えている方々がたくさんおり電車の混雑maxでツライです。

5.実際に都会で薬剤師として働くのはどうか?
私が正社員時代に勤めていた都内で30店舗展開している調剤薬局では「薬局業界での処方箋単価1位」ということをウリにしていました。
都心の大きな病院では高額な医薬品が処方される頻度が高く、患者さん一人当たりの支払いが増えるため、単価は高くなります。
高額な薬を扱える機会はあまりないので、薬剤師にとっては実地に勉強できるチャンスだと思いました。
都会で働くならば大きな病院の近くに勤めるという選択肢も身近にあります。

そして都心で働く醍醐味といえば、仕事が終わりにプライベートの時間を充実させやすいことではないでしょうか。
それには「薬局が何時に終わるか」というのが、とても重要です。

私は、憧れすぎて実際にDI業務の会社に見学に行きました。
調剤薬局の中でも、大きな病院の近くにある店舗は比較的営業時間が短い傾向にあります。
大きな病院の門前で数多くの患者さんと重い処方内容で日中忙しく過ごすか、クリニックの門前で夕方から徐々に込み始め何時に帰れるか分からない店舗を選ぶか・・・。
早く帰りたいならば、迷うことなく前者ですね。

6.都会での薬剤師の転職活動を成功させるためには
都会で就職先を見つける場合は、必ずレスポンスの早い転職コンサルタントを見つけた方が良いでしょう。
なぜなら都心では競争率が高く、良い求人はすぐに埋まってしまうからです。
「東京では薬剤師が過剰になりつつある」というのを聞いたことはありますか?
実際に薬剤師の求人を探してみると、都内にもたくさんあります。
・・・ただ希望している条件に合わない求人が多いのも事実です。
例えば、多くの方が希望する18時定時。
都会では、すごく貴重なのです。
そのためアクセスの良いエリア・18時定時・平均的な給料がもらえる薬局の空きはあまり出ないですし、求人が出てもすぐに人が集まってしまいます。
このような人気の求人を勝ち取るためには、転職コンサルタントのレスポンスの早さが重要です。
コンサルタントのレスポンスが早いと、私たち転職者もノーストレスで転職活動が進められます。

私はファルマスタッフで派遣薬剤師として働いているのですが、契約が終わる目途がつくと次の派遣先を担当のコンサルタントが探してくれます。
このとき希望のエリアを変更すると、コンサルタントも変わります。
担当のコンサルタントが変わると、こちらもドキドキです。
実際に何人もの担当の方と連絡を取っていると、「前の方のほうが良かったな」「今回の方は丁寧に連絡してくれるな」と同じ会社でも人によって対応は違うということを実感します。
派遣も人気な求人はすぐに埋まってしまうので、本当にレスポンスの早さは重要だなと実感しています。

7.おすすめの薬剤師転職サイト
一般的に相性の良い担当コンサルタントを見つけるためには、2,3社転職サイトを利用した方が良いと言います。
今回は薬剤師の転職に特化した大手転職サイトの中でも、特に信頼のおける3社を紹介します。
私は薬キャリ・マイナビ薬剤師・ファルマスタッフに登録し、希望に合った求人が多かったファルマスタッフを実際に利用しました。

おすすめの薬剤師転職サイト①薬キャリ
薬キャリ
【公式サイト】https://pcareer.m3.com
薬キャリへの登録はコチラ
おすすめの薬剤師転職サイト②マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師
【公式サイト】https://pharma.mynavi.jp
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(※派遣薬剤師の紹介をしていない点は注意が必要です)
おすすめ薬剤師転職サイト③ファルマスタッフ
ファルマスタッフ
【公式サイト】https://www.38-8931.com
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