こんにちは!
薬剤師歴5年半・ファルマスタッフ派遣薬剤師2年目のコグレハルコと申します。
6年制の薬学部の友人たちは、続々と子育て世代に突入しています。
アラサーです。
地元の友人は2人目に突入していて、正直おいて行かれているような複雑な気持ちも・・・。

先日、育休から復帰した大学時代の友人と、こんな話になりました。
友人「久しぶりに職場に復帰したけどさ、こんなに楽でお給料もらっていて良いのかなって思っちゃった。」
私「そんなに楽なら良いね~。結婚する前に勤めていた薬局は大変そうだったもんね。私も今の派遣生活の方が断然楽だ。」
友人「あの時には、もう戻りたくないよね!・・・でも、何で新卒の時ってブラック?な薬局に就職しちゃうんだろうね。」
・・・
みなさんは、この答えが分かりますか?
私は派遣生活2年目にして、ようやくこの理由が分かってきたような気がします。

1.派遣薬剤師の経験から学んだこと
単発派遣を含めると、今までに10店舗以上の調剤薬局で働かせてもらいました。
そしてこの経験から言えることは、“結局、個人経営の薬局の方が楽” ということです。

では、なぜ大手調剤薬局の方が厳しいのか…。
私はその理由をこうに考えます。
社長が野心家であるため。
(ドラッグストアも同じようなことが言えると思います。)

大手調剤薬局・ドラッグストアの特徴
社長「全国に調剤薬局を作るんだ!!」
と、意気込んだとする。

大手調剤薬局(ドラッグストア)の経営には資金が必要
①大きな会社にするためには資金が必要
特に薬局経営においては、店舗の売り上げはほぼ立地で決まると言えます。

そのため、現段階では・・・
- 病院の経営者やクリニックの医院長との繋がり
- 病院からのアクセスが良い場所に薬局を開局するための資金
「この2つを数多く持った薬局経営者が勝つ世界である!」と言っても、過言ではないと思います。

最近では施設や在宅へのコネも必要か。
大手調剤薬局(ドラッグストア)の経営には優秀な人材が必要
②大きな会社にするためには優秀な人材が必要
それから、人材が必要ですね!
いくら薬局という箱があっても、その中で働く人がいないと成り立たないですもんね。

薬局における優秀なスタッフというのは、経営や薬に対する知識・患者さんに接する態度・仕事に取り組む姿勢など多岐にわたります。
そしてただ能力が高いだけではなく、会社の経営理念に賛同しその指針に従っていけるかという点も重要です。

大手調剤薬局(ドラッグストア)の縮図
社長「会社を大きくしたい!」
→資金が豊富なので、患者さんがたくさん来る立地に薬局が作れる(忙しい店舗)
→より売り上げを増やすため、患者さん一人あたりからお会計をたくさんもらえるよう、加算を多くとれる体制にする(仕事が増える)
→社長の方針に賛同できる社員が残る(真面目が多い)
大手調剤薬局は、このような店舗が多いのではないかと個人的に思っています。

大手の調剤薬局では、キツイ環境に耐えられる方が残り続け、最終的に真面目な人ばかりが集まるのかな?!という印象。
仕事に真面目な方ばかりだと、私のような「プライベートの時間を優先したい!」と思う意識低い方は居心地が悪く感じてしまう・・・。

中小の調剤薬局の特徴
一方で個人の薬局では、手広く薬局を経営したいと闘志に燃えている社長さんは少ないように思います。
今までに派遣先の社長さん(個人経営)5人の方と近い距離で話しをすることができましたが、その全ての薬局で貪欲に稼ぎに行くようなギラギラした社長さんはいませんでした。

社長さんが良い意味で緩いと、心なしかスタッフの方も余裕ができるのかすごく優しいような・・・。
個人経営の薬局に転職している方の多くは「仕事を優先するよりも、自分や家族の時間を大事にしたい!」と思い、家の近くの薬局を選んでいるように思います。
言わば、同志・・・!

そのため、お互いに不満なく助け合って早く帰ったり、有休を取っている薬局が多いです。

※ただしここで注意したいのは、個人経営の薬局全てが楽という訳ではありません。
個人経営だと社長の考え方次第で良くも悪くも薬局の方針が決まってしまうため、どんな社長かというのが非常に重要です。

M&Aのリスクに関して個人的に思うことは、社長自身も薬剤師で、きちんと現場(薬局内)で仕事をしている方が合併の可能性は低いような気がしています。
実際、派遣先でも大手調剤薬局と合併した薬局がありましたが、社長さんが薬剤師ではなく、たまに店舗に来る程度でした。
2.薬剤師の大学時代の就職活動を思い出すと?
では、なぜ新卒の時に緩くて働きやすい職場を選ぶことができなかったのか。
その答えは、大学時代の就職活動にあると思います。
薬学部生の大半が、大学内の企業説明会で気になった調剤薬局・ドラッグストアに就職先を決めていたのではないでしょうか。
今振り返ってみると、その企業説明会に来ていた会社のほとんどが大手調剤薬局でした。
少なくとも、30店舗以上の規模はある調剤薬局ばかりだったと思います。

大学の企業説明会に、個人経営の薬局が来ない理由。
それは新卒薬剤師を育てる環境にないためではないでしょうか。

新卒を採用すると、社会人としてのマナーに始まり、調剤・監査・投薬、薬歴の書き方・・・など、一から教える必要があります。
その全てをできるように育てる時間は、他のスタッフにとっても手間になってしまいます。
そのため個人経営などの人数の少ない小規模の薬局では、それなりのお給料を払ってでも即戦力として中途採用をしたほうがメリットが大きいのだと思います。

つまり個人経営の薬局に多い比較的緩くて働きやすい職場は、転職でないと見つけられないと考えられます。
3.大手調剤薬局だとお給料も少ない可能性がある
個人経営の方が緩い薬局が多いのに・・・お給料は増えるかもしれない!
というのも、
先日、「東京都内で正社員500万円以上で転職することは可能か」とお仕事ラボに登録をして聞いてみました。
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お仕事ラボに登録してみた!【薬剤師におすすめの転職会社】
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すると、一言。
「大手の調剤薬局以外であれば、いけます。」・・・と。
大手は基本的に年齢で年収が決まっており、交渉しても上がらないそうなのです。
そして、新卒から入社しても勤続年数5年では勤務薬剤師は500万円以上もらっていないとのこと・・・!

中小規模の薬局であれば、普通の勤務薬剤師でも500万円以上もらえる見込み。
お仕事ラボのコンサルタントの話ですと、
規模が小さくなるほど、年収は高くなるそうです・・・!
つまり、大手の薬局で忙しいのに、年収が低い方もいる・・・ってことですか?

新卒で入社する会社は、“未経験者を育てる” ということもあり、最初のお給料は安く設定されています。
しかし残念ながら、入社後どんなに一生懸命仕事をしても、他の同期とそこまで年収に開きは出ないのではないでしょうか。
大きく見積もっても、エリアマネージャー以上に出世しない限り100万も変わらないと思います。

個人的には、大きく出世しない限り40歳前後で昇給が頭打ちなら、早めに年収の高い薬局に転職した方が良いように思います。
4.おすすめの薬剤師転職サイト
お仕事ラボも良かったのですが、初めて転職会社を利用する場合は大手の転職サイトに登録するのをオススメしたいです。
今回は、私が実際に面談や電話相談で利用して良いと感じた転職会社3社を紹介します。

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