こんにちは、こぐれ はるこ です。
私も30代に突入しましたので、“6年制のため婚期が遅い”と言われている薬剤師の友人らも、7割以上結婚しております。

堅実な友人たちは、大学時代にお付き合いしていた同級生と着実に結婚し、いつの間にかママさん薬剤師になっています。
そこで、“薬剤師との結婚とはいかがなものか・・・” 届かない悲しみを込め、現役薬剤師としてリアルに考えてみます。

薬剤師との出会い方
薬学部の女性は、大学時代に同じ学部の先輩や同級生とお付き合いをし、そのまま結婚に至る方が多いと思います。
そこで上手くいかなかった方々は、社会人になって合コンや街コンに参加し、そこで手応えを感じないとマッチングアプリや結婚相談所に申し込む傾向にあります。
薬局内でも幹部になり仕事で成功している方を除けば、だいたい30代前半で結婚している方が大半でしたね。
さすが、薬剤師という職種を選ぶだけあって堅実に結婚までのプロセスを歩む方が多いです。



薬剤師の仕事

⑴病院薬剤師
⑵調剤薬局薬剤師
⑶ドラッグストア薬剤師
⑷MR
薬剤師と一口に言っても、職種によって働き方は異なると思って良いでしょう。
そのため、今回は職種別にお給料やライフワークバランスについて考えてみます。
薬剤師の年収は?
やはり、結婚となると相手の年収も気になるところでしょう。

⑴病院薬剤師
薬剤師の業界では、病院薬剤師という職種が最も意識が高いと認識されています。
それは、重い疾患に携わったり、学会に参加するなど、一番勉強が必要とされているのに年収は低いと言われているためです。
初任給では20-25万くらいで、その後の年収は400-650万の間に入るようです。
職場によっては、育休産休をとった後に時短で勤務することが難しいため、結婚を機に調剤薬局やドラッグストアへ転職する方も多くいます。

⑵調剤薬局薬剤師
調剤薬局薬剤師は女性が多いので、育休産休の取得や時短勤務をしやすい職場が数多くあります。
初任給では22-30万くらいで、その後の年収は420-700万の間に入るようです。
正社員でいる必要がない方もおり、パートに転身される方も多いです。
その場合、時給2000-2500円くらいが相場だと思います。

⑶ドラッグストア薬剤師
ドラッグストア薬剤師といえば高給の一言です。
最近では以前よりもお給料が下がってきましたが、それでも病院や調剤薬局と比較すると多くもらえるようです。
大手企業が多いので、産休育休は取りやすい環境にあります。
初任給では25-40万くらいで、その後の年収は500-800万の間に入るようです。

⑷MR
薬学部卒業後、薬の知識とコミュニケーション能力を生かして製薬会社に就職し、MRとして働いている方も少なからずいます。
平均的な初任給は22万円前後ですが、その後の年収は600-1200万円まで伸びるようです。
ただ、激務なため1年も続かず辞める方も多い印象にあります。
MRは残業時間が多いですが、みなし時間労働制のため営業手当として一律5-8万円支給されます。
ただし、MRは売り上げ次第でボーナスが100万円以上見込めるので、他の職種と給料の差がつきます。

薬剤師の残業時間・休日は?
⑴病院薬剤師
病院薬剤師の特徴として、朝が早いです。8時台の出勤がほとんどでしょう。
またその分定時が17時台と早いですが、定時には帰れないのが一般的です。
だいたい、どこの病院でも少なく見積もって2-3時間は残業をしている印象にあります。
また、平日・土日祝に関わらず交代で当直が入ります。
⑵調剤薬局薬剤師
薬剤師の職種の中でワークライフバランスの取りやすさは一番です。
基本的には9-18 or 19時の薬局が一般的で、残業時間は定時-2時間くらいが平均的でしょう。
また、薬局に定休日がなければシフト制になりますが、日曜日+その他1日休みという薬局が多いので必要な時に休みを合わせられる傾向にあります。
(最近では、在宅や施設対応を休日に行わなければならないこともあるかと思いますが・・・。)

⑶ドラッグストアの薬剤師
日祝の営業はもちろん、0時まで開局しているドラッグストアもあります。
処方箋はなくても一般用医薬品の販売があるため、長時間営業していますが、処方箋対応でなれば少人数体制で良いので、正社員の人数が充足していれば残業の頻度は少ないです。
ただし、ドラッグストアでも在宅や施設の対応を積極的に行っている店舗があるので、その準備のため調剤薬局と同様もしくはそれ以上の残業が求められるケースがあります。

⑷MR
“薬剤師が就職する職業の中では一番”と言っても過言ではいくらい激務です。
医師の都合により、朝一や昼休憩、業務終了後に訪問することもあり、自ずと医師のペースに合わせた勤務時間になります。
また病院やクリニックへの訪問だけではなく、医薬品説明用のスライド作成や勉強会の準備があるため必然的に帰宅時間は遅くなります。
以前よりも少なくなりましたが、担当する病院によっては休日に医師たちとのゴルフコンペに参加する場合もあります。

薬剤師を結婚相手に選ぶメリット
数ある職業の中で薬剤師を選ぶだけあって、堅実な方が多いです。
そのため、結婚後も計画的に子育てや仕事復帰をしているイメージがあります。
薬剤師は学生時代に勉強に励んできた方が多いため、その大半は勉強の大切さを知っており、それを子育てに生かすことができるように思います。
また多くの先輩方や同期を見ていて思うのは、結局のところ “薬剤師免許でパート最強説”に尽きるということです。
やはり、家庭と仕事の両立をしたいと思った時、パートになり短時間働くことにしてもそれなりに稼ぐことができるのは大きなアドバンテージではないでしょうか。

2000円×5時間(休憩1時間)×5日/週×4週=20万円となる計算です。
薬剤師を結婚相手に選ぶデメリット
メリットで述べたように、堅実で勉強家、職種的にも休みが取りやすく、お給料も良いのでこれと言ったデメリットはないと感じています。
ただ強いて言えば、薬剤師はしっかりしている方が多く、悪く言えば譲らない一面を持っている方も見受けられます。
そこで衝突してしまい、喧嘩が勃発してしまうこともしばしば。


また、私大の薬学部はお嬢様育ちも多いので生活レベルが高いように感じてしまうこともあります。

まとめ



薬剤師という職業は、結婚後も柔軟性がある職種だなと感じました。
正社員同士でダブルインカムで稼ぐ道もありますし、パートになり家庭と仕事の両立もしやすい職業でもあります。
ただ、薬局内で育休産休が取りづらいようなら早めに転職しておく方が良いです。
私の以前の職場では、転職してすぐに産休育休に入ったスタッフに対しての周りからの評判があまり宜しくなかったためです。
その為、できれば結婚前に転職をするのが最善であり、それが難しいようであれば結婚後すぐに転職するのが心象が良いと思います。

