「ボーナス過去最高」と、Yahooニュースで色めき立っている今日この頃。
薬剤師のみなさんのボーナス事情はいかがですか?
今回は“派遣薬剤師のボーナス事情”についてお話ししたいと思います。

ボーナスってなに?
まずはボーナスとは・・・
定期給の労働者に対し定期給とは別に支払われる、特別な給料のこと。
賞与やお給金とも呼ばれる。
※定期給とは、基本給・残業・休日出勤などが含まれる。

派遣薬剤師にボーナスはあるの?
そして、本題へと入っていきますが・・・
派遣薬剤師にはボーナスはありません。

一般的に、派遣とは“あらかじめ登録しておいた派遣元の会社から派遣先の会社の紹介があり、その派遣先で一定の期間を定めて雇用される”という働き方になります。
つまり、“その会社の派遣期間が終わる時、雇用期間も終了”となるのです。
それに対して、ボーナスは基本的に会社が得た利益に対して算出され、社員に還元されるものですよね。
よって、短期で契約している派遣に施しはないのです。
(ただ、派遣会社に正社員として雇用され、派遣先企業に派遣される特定派遣という働きから方はこの限りではないようです。 )
ボーナスがなくても年収が良いって本当?
確かに、ボーナスはありません。
ですが、私が今いただいている時給は4500円です。
正社員時代は、ボーナスをもらえていましたが管理薬剤師をしていて年収550万円でした。
分かりますか、この差が・・・。

なぜ派遣薬剤師は給料が高いのか?
派遣薬剤師はなぜそんなにお給料が良いのか・・・怪しいと思われる方がいますね。
ただ、実際派遣薬剤師をしていて思うのですが全く怪しいことはないです。
正社員時代の方が、よっぽど薬剤師以外の仕事をさせられていました。

派遣薬剤師が高いお給料をもらえる理由・・・それは、不安定さへの代償ということです。

地方派遣はそれに加えて需要と供給のバランスにより、破格の値段になっています。
足りないところでは価値が高くなり、会社にとって必要応じて短期で雇えるのが派遣です。
需要と供給のバランスで、薬局は冬場に派遣の求人数が多くなり時給が高くなるのも納得がいくでしょう。
社員で雇うとクビにできず、人件費がかかり続けてしまうおそれがありますが、派遣であれば必要な期間だけ契約すれば良いのです。
長い目で見れば、派遣を雇う方がリスクが少ないことも多くあります。
そのように必要としている薬局を点々と回る、その代償が派遣なのです。
そう考えれば、高時給も納得できますよね。
